コンセプトは街歩き。
ヨーロッパのパーチやザンダーを釣り歩くストリートフィッシングのスタイルです。
こうした街中の水路や港の灯火を狙う釣りでは、電車や自転車等の移動手段が欠かせません。
こうした乗り物での移動に最適な長さまでまとまること、そして飛行機移動などで障害となるグリップ部分の取り外しを可能にした2ピース&グリップタイプを構成の主軸としました。

ガイドはPEでの飛距離とトラブル回避を考えたローアングルの小口径多連式セッティング。
これによってメイン位置のガイドがアルコナイト製でありながらもガイドの個体負荷を軽減し、手頃な価格でありながらも上位機種に引けを取らない性能を引き出しました。
※壁などに当てやすいトップガイドはSiCになっています。

旧グルーヴィは、富山県のSIN-ZOベイトマスターの皆様によって作られました。
中〜大型キジハタの生息数に恵まれたこの地でのアジングやメバリングのようなウルトラライトゲームでは、突然のキジハタ襲来によって度々難しいランディングを強いられ、悩まされてきました。
「不意のキジハタバイトにすぐに対応ができるウルトラライトロッドを作って行きたい」ということで、繊細なティップで強いバットへとシフトする安価設定の2ピース・旧グルーヴィシリーズが生まれました。
アジングの柔らかいティップを持つ70HS-L、メバル用のドライなティップの80T-Lという二機種です。
その後、モデルチェンジで一度グリップを軽くして操作性は向上しましたが、開発当初のメインコンセプトである大型魚とのやりとりの際の肘での安定性を欠き、他社ロッド同様ベリー部分に頼るファイトをする竿になりました。

2018年、ツララとは別の独自の工場で生産されていた旧グルーヴィの工場変更に伴うモデルチェンジを控え、一方のツララチームではストリートフィッシングロッドとしてのウルトラライトシリーズをフライテクスブランドとして打ち出すことになっていました。
この時、かつて優秀だったグルーヴィブランクスの設計をそのまま統合。
グリップジョイントの2ピース&グリップへと変貌させ、その名前をツララへと継承させることに。
この際に携帯性を高めるためにセッティングをPEに特化させることでガイドの足を低く下げました。
そして、旧グルーヴィ開発当初で最も重要だったファイト時の安定性を再度重視したヘビーグリップを採用。
再び「大型魚への即座の対応」というコンセプトに向けることになりました。
日本で、世界で、楽しいライトゲームを繰り広げたい。

そのためのキーを担う、重要な一本になれるように。

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